ISBN 4-8159-1584-9
書名 小児糖尿病の臨床(今日の治療シリーズ)
編著者

松浦 信夫 編著(北里大学教授)

目次
  • 第 I 章 小児糖尿病の診断
     1.小児糖尿病の概念
     2.小児糖尿病の分類
     3.1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病,IDDM)
     4.小児2型糖尿病
     5.その他の糖尿病

  • 第 II 章 小児糖尿病の検査
      1)1型糖尿病の診断のための検査
      2)2型糖尿病の診断のための検査
      3)他の特殊な病型の糖尿病診断のための検査

  • 第 III 章 小児糖尿病の治療
     1.1型(インスリン依存型)糖尿病
     2.2型(インスリン非依存型)糖尿病の治療
     3.その他の糖尿病

  • 第 IV 章 小児糖尿病の予後
      1)糖尿病の合併症の機序
      2)網 膜 症
      3)腎   症
      4)神 経 障 害
      5)長 期 予 後
      6)若年発症1型糖尿病と2型糖尿病の合併症予後の比較

  • 第 V 章 患者・家族への教育(家族問題)
      1)1型糖尿病治療黎明期の1型糖尿病患児に対する両親の態度
      2)1型糖尿病と病院ではじめて言われたとき
      3)患児が思春期にさしかかったとき

  • 第 VI 章 思春期の糖尿病治療
      1)思春期前からの糖尿病治療のポイント
      2)摂食障害について
      3)インスリン治療のポイント
      4)SMBGはどうしても必要か

  • 第 VII 章 進学・就職(社会問題)
      1)高校,大学,専門学校への入学
      2)就職時の面接において

  • 第 VIII 章 結婚と妊娠
     1.糖尿病と妊娠の問題
     2.糖尿病の母親から生まれた新生児

  • 第 IX 章 膵 移 植
      1)欧米およびわが国における膵・膵島移植の現状
      2)膵移植の効果
      3)わが国における臓器移植法施行後の展開

  • 第 X 章 遺伝子治療を含めた将来の治療
      1)一 次 予 防
      2)膵β細胞機能の根治治療
      3)1型糖尿病に対する遺伝子治療

  • 第 XI 章 日本糖尿病協会・サマーキャンプ・糖尿病の医療費
      1)日本糖尿病協会の歴史,組織
      2)日本糖尿病協会小児糖尿病対策委員会
      3)わが国の小児糖尿病サマーキャンプ
      4)ヤング糖尿病キャンプ
      5)国際キャンプ
      6)糖尿病の医療費

  • 索   引
本体価格 定価(本体8,300円+税)
仕様 B5判(上製本) 218頁 図69(カラー4) 表60

序 文
 本書は基本的に小児科の研修医から内分泌・代謝専門医,ならびに子どもの糖尿病を診療している内科医までを対象に作成しました.それに,小児糖尿病に興味をお持ちの看護婦,栄養士などコメディカルの方,また,糖尿病の子どもをお持ちのご両親にも十分理解が出来る内容と思います.
 本書は現在活発に診療活動している若い先生方に,その先生の最も専門としている分野を十分な枚数をかけて執筆していただきました.
 患者さんの病態は1人1人異なります.沢山の症例を経験している先生方には診療には独自の方法もあるようで,本書には随所にその様な内容が盛り込まれているように思います.経験豊かな先生にしか書けない素晴らしいものになっています.きっと読者の皆さんの感銘,同感が得られるのではないかと思っています.読者の方々からのご感想,ご意見をお待ちしております.

小児糖尿病の臨床(今日の治療シリーズ)


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