KPUM 小児ICUマニュアル 改訂第7版

KPUM 小児ICUマニュアル 改訂第7版 正誤表
著 者
監 修:
 橋本 悟・佐和 貞治
編 集:
 京都府立医科大学麻酔科学教室
 京都府立医科大学附属病院集中治療部
発行年
2017年8月
分 類
集中治療医学(ICU/CCU)・小児外科学・小児科学一般
仕 様
B6判・426頁
定 価
(本体 6,500円+税)
ISBN
978-4-8159-1918-4
特 色 
1991年4月初版刊行。
小児特有の周術期管理のエッセンスを図表を中心に簡明にまとめ、ICUや小児外科の現場で確かな支持を得てきたマニュアルの改訂第7版。
小児集中治療医学は本書刊行後も、その質・量ともに著しい発展を遂げてきた。
この急激な発展への追随をはかるべく、今回第7版改訂でも臨床現場で働く若き小児集中治療医達や関連する医療スタッフの実践的な助言を受け、内容の充足と最新知識への更新に努めた。
専門医のみならず、PICUを目指す方々や小児科医、麻酔指導医・救急指導医の認定医を目指す方々、看護スタッフの方々の必携書であり、小児集中治療の現場で必ず役立つ指針書である。

■ 改訂第7版序

この小児ICUマニュアル(以下、本書)初版は1983年に開設した京都府立医科大学附属小児疾患研究施設の小児集中治療室での8年間の経験に基づいて、宮崎正夫(当時 京都府立医科大学麻酔科学教室教授)監修のもと、 橋本悟(当時 京都府立医科大学附属病院集中治療部助教授)・佐和貞治(当時 京都府立医科大学附属小児疾患研究施設助手)の執筆により1991年に発刊に至った。
この度、初版の執筆者である橋本・佐和の監修にて、京都府立医科大学麻酔科学教室並びに附属病院集中治療部スタッフによる改訂により、2017年第7版の発刊に至った。 初版から26年という歳月が流れて、初版の執筆者が第7版の監修者となったことで現場の管理は一世代が交代したとの感がある。 本書が、このように途絶えることなく ロング・ランに至ったことは、志馬伸朗(現 広島大学救急集中治療医学講座教授)氏による第4版〜第6版までの多大な尽力による改訂版の発刊が重要であったことは言うまでもない。 加えて、これまでの間、小児集中治療に関わってきた京都府立医科大学附属病院麻酔科・集中治療部スタッフの積み重なる経験に基づく知識の宝庫としての本書が、 本邦の小児重症管理に関わる多くの医療従事者の方々に我々と同様に現場で利用して頂いてきたことが大きい。
今回、京都府立医科大学(Kyoto Prefectural University of Medicine、略してKPUM)の小児ICUでの臨床現場でのマニュアルであるという本書の原点に戻り、タイトルは「KPUM小児ICUマニュアル」とさせていただいた。 最後に、本書のこれまでの継続にご尽力いただいた多くの先生方に改めて感謝申し上げたい。
2017年6月
橋本 悟
佐和 貞治

■ 主要目次

●第1章 循環の管理

T. 心肺蘇生
1. 小児の心停止に至る経路
2. 小児の心肺不全
3. 小児の心肺蘇生
4. 蘇生時に使用する薬剤
U. ショック
1. ショックの定義
2. ショックの分類
3. 診断
4. 治療
V. 心不全
1. 心不全の評価
2. 心不全の治療
W. 不整脈
1. 頻拍性不整脈の治療
2. 徐脈性不整脈の治療
3. 抗不整脈薬の種類と用法
X. 先天性心疾患の循環管理
1. 先天性心疾患の内科的治療
2. 先天性心疾患の術後管理
Y. 機械的循環処置
1. ペーシング
2. 電気的除細動
3. IABP
4. 体外式心肺補助
Z. 酸素代謝・その他の計算式等
1. 酸素代謝
2. その他の計算式

●第2章 呼吸の管理

T. 呼吸窮迫・呼吸不全の診断
1. 呼吸窮迫・呼吸不全の診断
2. 新生児呼吸障害の重症度判定
3. ARDSの診断
U. 酸素療法と人工呼吸
1. 酸素療法
2. 気道確保
3. 機械的人工呼吸法
4. 人工呼吸器
5. 体位排痰法
V. 各種呼吸不全病態と治療
1. 急性呼吸促迫症候群(ARDS)
2. 気管支喘息
3. 特殊呼吸療法
4. 新生児の呼吸管理
5. クループ
W. 参考
1. 解剖
2. 数値・計算式

●第3章 水分・電解質・腎臓の管理

T. 水分・電解質管理
1. 水分管理
2. 電解質管理
3. 酸塩基平衡
4. 熱傷
U. 腎臓の管理
1. 腎不全
2. 腎障害の診断
3. 血液浄化法 (代替腎療法)
4. 利尿剤
5. 溶血性尿毒症症候群 (HUS)

●第4章 栄養の管理

T. エネルギー所要量
1. エネルギー必要量
2. 蛋白必要量
3. 血中グルコース(血糖) 正常値
U. 栄養評価
1. 各種栄養評価方法
2. 窒素バランス (N-balance)
3. 血清総蛋白, アルブミン濃度
V. 栄養各論
1. 完全静脈栄養 (TPN)
2. 経腸栄養法 (EN)
3. ミルク・食事
4. インスリン療法

●第5章 消化管の管理

T. 消化管
1. 下痢・腸管麻痺・嘔吐
2. 新生児壊死性腸炎 (NEC)
3. ストレス潰瘍
4. 選択的消化管殺菌 (SDD)
U. 肝
1. 新生児黄疸と光線療法
2. 肝機能障害
3. 劇症肝炎
4. 肝不全に対する血液浄化法

●第6章 感染症の管理

T. 病原微生物の分類
1. 細菌:グラム陽性菌
2. 細菌:グラム陰性菌
3. ウイルス
4. その他の病原菌
5. 真菌
U. 感染症の予防
1. 感染経路別予防策
2. 血管留置カテーテル関連血流感染予防策
3. 人工呼吸器関連肺炎予防策
4. 膀胱留置カテーテル関連尿路感染予防策
5. 手術部位感染予防策
V. 感染症の診断
1. 微生物学的診断
2. 炎症とSIRS
3. 院内感染の診断
W. 感染症の治療
1. 各種抗菌薬
2. 抗菌療法
3. 各論

●第7章 血液凝固の管理

T. 輸血
1. ヘマトクリット(Ht), ヘモグロビン(Hb)濃度
2. 貧血の補正
3. 造血を目的とする製剤
4. 血小板の補充
5. 新鮮凍結血漿の補充
6. 血液製剤
7. アルブミン製剤
8. 血漿増量剤
U. 出血・凝固
1. 出血のコントロール
2. 抗血栓療法
3. DIC

●第8章 神経・疼痛の管理

T. 意識障害
1. 小児意識レベル評価法
2. 脳死判定基準
3. 聴性脳幹反応 (ABR)
U. けいれん・頭蓋内圧亢進
1. けいれん重積状態
2. 抗けいれん薬
3. 頭蓋内圧亢進症
4. 重症頭部外傷脳圧管理プロトコル
5. 脳浮腫治療の薬剤
V. 鎮痛と鎮静
1. 鎮静薬
2. 解熱鎮痛薬
3. 鎮痛薬
4. 持続鎮静薬・筋弛緩薬
5. 鎮静スコア
6. 鎮痛スケール
W. 脳低温療法
X. 脳症・髄膜炎
1. ライ(Reye)症候群
2. インフルエンザ脳症
3. 細菌性髄膜炎

●第9章 基礎的事項 その他

T. ライン管理
1. 血管内カテーテル
2. 薬液投与設計
3. カテーテル関連血流感染症
4. サイズ換算表
U. 年齢区分・正常値
1. 小児の年齢別区分
2. 小児のバイタルサイン
3. 新しく提唱された小児の心拍数と呼吸数
4. 小児の身長・体重
5. 身体発育表・発育曲線
6. 年齢別血液生化学データ
V. 重症度評価
1. 小児臓器不全の評価
2. 重症度スコアリング
3. その他
W. 集中治療室の基準
1. 特定集中治療室の施設基準
2. 小児特定集中治療室管理科
3. 集中治療専門医研修施設の認定基準
X. 先天性心疾患略語集

●第10章 薬剤

T. 薬物療法総論
1. 小児に対する薬物投与時の留意点
2. 小児に対する薬用量
3. アナフィラキシーショックの治療
U. 薬物療法各論
1. 蘇生時に使用する薬剤
2. 抗不整脈薬
3. 挿管時に用いる薬剤
4. 持続投与薬剤早見表
5. ホルモン(補充)療法
6. 薬物血中濃度基準値

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