実践 外傷初療学
改訂第2版
 2000年の初版発行以来, 重症外傷の救急初療に関して体系的にまとめられた成書として,わが国の外傷救急医療の現場で大好評を博して来た本書を,2003年に登場した外傷初期診療標準化研修コースJATEC(Japan advanced trauma evaluation and care)の急速な普及に鑑み,内容も大幅に刷新ボリュームアップして全面的に改訂した.  
  「golden hour」(生死を分ける最初の1時間)に何をすべきかを明確に示す他,診療システムが整った救命救急センターあるいは人手や設備の不十分な施設へ搬送されて来た場合,どのように対処し救命を図るか等,現実の様々な場面に対応した記述がなされており現場で即応できる内容となっている.  
  本書の記述はわが国のスタンダードであるJATECコースに準拠した内容となっており,その指導内容と矛盾が生じないように整合性が図られている.またプラスαとしてエビデンスやコンセンサスだけではカバーしきれない部分についても網羅され,百戦錬磨のベテラン救急医諸氏の豊富な経験に基づく実践論等も加味しながら,救急診療の現場により役立つノウハウを提供する内容となっている.JATECでしっかりと骨格を学んだ上で,それに血肉をつけるつもりで本書を読み学んで頂ければ幸いである.
編著:石原 晋(県立広島病院救命救急センター)
B5判 470頁 図272 表66  

定価 14,700円(本体 14,000円+税)

ISBN4-8159-1717-5
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